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水平対向(horizontally opposed engine)
シリンダーが水平に向かい合っている配置にあるエンジン。2・4・6気筒などの偶数になる。バイクの場合はシリンダーの配置が左右になりますので必然的にクランクシャフトが進行方向を向いてしまいます、そのためシャフトドライブを採用するパターンが多いようです。オートバイではBMWのR100系、4輪車ではスバル、ポルシェ、私(宮本)も以前乗っていたフォルクスワーゲンビートル等が有名。個人的な意見では整備作業に従事する者として色々な面であまり良い印象はないかな、、、(失礼!)
スカッフ現象
オイル不良や、過度の荷重が加わった時、あるいはオーバーヒートした場合などにシリンダー壁の油膜が切れてリングとシリンダーが直接接触し、リングやシリンダーの表面が剥離し、引っかき傷が出来る現象。
スキッド
タイヤが回転を止めるか、ほとんど止まった状態で滑る事。主に横滑りを言う。タイヤが回転しながら横に滑る現象は『ドリフト』と呼ばれて区別されている。
スキール
ディスクブレーキのなきの事。制動中のパッド摩擦材の状態によって出たり出なかったりする。力学的にはディスクブレーキのある主の不安定振動と考えられ、制度の高い(高価)パーツほど鳴きは少ないことが多い。
スクーター(scooter)
バイクをより乗用車的につくるアイデアは戦前からすでにあり、リアエンジンにして、足のスペースがフロアに確保されるスタイリングがスクーターの始まり。日本でのスクーターの元祖である富士重工製のラビットなどは、終戦時、飛行機用のタイヤで余ったものをスクーターに代用したと伝えられている。50ccではタイヤ径8〜12インチ250ccだと12〜14インチがスクーターの平均サイズで、悪路での走破性向上のため、開発当時は50ccでも14インチぐらいまでの大径化が試みられたが、結局、居住性などからこのサイズに落ち着いている。イタリア製のべスパに見られる、広いレッグスペース、大きなレッグシールド、エンジンを包むリアボディ部と内臓されたトランクなどがスクーターの基本スタイルとして確立されている。
スクエアフォー(square four)
4気筒のエンジンで、シリンダーの配置が漢字の『田』のように前2、後ろ2列に配したもの。昔の2サイクル500ccクラスのロードレーサーや一般市販車輌ではRG400γ、500γがこれにあたります。クランクシャフトは2軸で2気筒エンジンを2つ並べたような状態ですね。
スコーリング
金属表面の局部的な融着による傷、かじり。一般にピストン&カムなどの傷をスカッフィング、ギアの歯面に発生する傷をスコーリングと言います。
スタンディングウェーブ
高速走行時タイヤの後方に波ができる事。タイヤが路面に接地している部分のたわみが回復せずに振動の波となるもので、そのエネルギーはほとんどが熱となりタイヤの温度を急激に上昇させ走行を継続していると最悪はバーストする事もあります。タイヤの空気圧が正常でない場合に発生しやすい!
スティック現象
カーボンやスラッジが固まってピストンリングが動かなくなる現象。シリンダー内の気密が保てなくオイル上がりや出力低下を招くがエンジンが温まりスラッジが熱で柔らかくなることによってエンジンが一時的に調子を取り戻す事もある。
ストローク(stroke)
エンジンは『吸入』『圧縮』『爆発』『排気』を繰り返し回転しますが、この状態をピストンの上下するストローク(行程)で表したもの。本来はストロークですが、日本では『2サイクル』『4サイクル』など『サイクル』と表現される場合が多い。
ストール
エンジンに外部から急激な負荷がかかった場合、エンジンが失速し停止する事をいう。ギアチェンジ付きのオートバイに乗ったことのある方なら誰もが経験している『エンスト』のこと。
スーパーバイク
750cc以上のスポーツバイクで、耐久マシンを形どったレース用バイクを路上走行できるようにしたもの。あるいは、そういう雰囲気を誇るもの。かつては国内では750cc以上のバイクは販売しないというメーカー間の自主規制があり、900ccや1000ccのバイクは海外でしか販売していなかったが、現在では1000ccを超えるバイクも販売されている。
スピン
タイヤが車輌の進行方向に対して横方向に滑る事により生ずる現象。急旋回などでタイヤの摩擦力を超える力が車輌に働いた時に発生し、後輪が滑り車輌が内側に巻き込まれる現象。
スペシャルバイク(special bike)
バイクメーカーガ量産したバイクでは、いかにバイクのスタイルが個性的でも、街には同じものが何台もあるので個性的とは言いがたい。そう考えた人たちの手によって、ペイントやシート、さらにはホイール、フレームまで自分の好みのパーツに交換し、全く別のバイクに改造する。それがスペシャルバイクだ。車検、規制の厳しい日本では、改造範囲に制約が多く、規制のゆるいヨーロッパ、アメリカでは楽しいホビーとしてスペシャルバイク製作は盛んに行われています。
スポンジブレーキ
操作した時の感じがスポンジのように柔らかいブレーキの事。逆に硬い場合をいたブレーキと呼んでいる。
スリーター
3輪スクーターとも言うべきもので、後輪が2輪になっている。その名もスリー(3)とスクーターとを合わせた造語である。コーナーリングでも車体と前輪は傾いて曲がるが、後輪は傾かないので重い荷物を積む事が可能で、安定しているのも特徴。宅配ピザ屋さんなどがよく使用しています。

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