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排気音(exhaust note)
エンジンの燃焼騒音がマフラーで消音しきれずに出る音と、排気ガスの流れのため排気系内部やテールパイプ後端で気流の乱れにより発生する音に別れる。排気音を楽しむ人にはエキゾーストノートそう感じない人にはエキゾーストノイズ(exhaust noise)と、使いわけましょう。
排気干渉(exhaust)
気ガスの流れに強弱があり、エキゾーストパイプの集め方が悪いと流れの強いところがぶつかり合い、スムーズに流れなくなる現象。
ハイドロプレーニング(hydroplaning)
水のたまった路面を高速走行するとタイヤが水を排除しきれず、タイヤと路面の間に水膜が発生しタイヤからの伝達力が路面に伝わらなくなる状態。
パーコレーション(percolacion)
エンジン温度が上昇し、フロート室内のガソリンが沸騰して吸気マニホールド内に流れこむ事により、混合気が過度に濃くなってエンジンがストールしてしまうこと。
バーチカルツイン(vertical twin)
並列2気筒エンジンで、シリンダーが垂直に立っているもの。バーチカルツインはエンジンの外観に落ち着きとか力強さがありますが、構造上スピード感、エンジン全高からの重心位置などに問題があり日本製ではエンジンを前傾にさせています。エンジンの全高が高いとステアリングステム位置も決まってしまいますのでフレームの骨格、バイクの外観も有る程度決まってしまいますね。トライアンフ、BSA,ノートンなどはバーチカルツインを用い素晴らしいバイクがあります。国産ではW650、TX650ですかね、
パスカルの原理(pascal)
『密封した液体の一部に圧力を加えると他の全ての箇所において同じ圧力が生じる』これがパスカルの原理です。バイクでもこの原理は利用されており身近にあるものが油圧ブレーキです。。ブレーキレバー、ブレーキペダルを操作すると直結してある小さな筒のピストンが押され圧力を発生します。発生した圧力はブレーキラインを通り大きな筒のピストンを押し出します。この時の力は筒の面積比の大きさになるので少しの力のブレーキ操作で大きな制動力を出す事が出来ます。
バスタブ型燃焼室(bathtub type combustion chamber)
洋式の風呂桶のように細長い箱型をした燃焼室のことで、バルブはピストン上面に対して直角に位置することになり、バルブの大きさは限定されてしまう。機械化工上、製造するにあたりコストを抑えられる為に以前は多く使用されていたらしい(宮本は知らない、、、)燃焼状態が高速になるとあまりよくなく、高回転型のエンジンとしては使用できない。
パターンノイズ(patern noise)
トレッドパターンガ原因となり発生するタイヤノイズのこと。タイヤが路面に接する際、トレッドパターンの溝の部分が繰り返し変形する。その時、溝に挟まれた空気のエアポンピング作用による音と、溝のために生ずるトレッド剛性の周上変動が接地面内で複雑に加速減となって発生する音の2つがパターンノイズの原因です。
バックファイヤー(back fire)
吸気系統内で、混合気が爆発的に燃焼する現象。空燃比の薄すぎ、点火時期の遅れ過ぎなどが原因で、シリンダー内の燃焼が緩慢となりインテークバルブが開いた時にも燃焼が続いている為に吸入中の混合気に燃焼が移ってしまう。冷間始動時や暖気中の加速時に起こりやすい。
バルブクリアランス(valve clearance)
燃焼室の弁(バルブ)はエンジン温度により膨張伸縮します。この伸縮により燃焼室の気密が保てなくなるのを防ぐためバルブとバルブ駆動装置の間にクリアランス(隙間)があらかじめ設定してあります。これをバルブクリアランスと呼びます。エンジン温度が上昇するとクリアランスは大きくなるのが一般的ですがエンジン構造によりクリアランスが小さくなるものもあります。また、吸気側より排気側のバルブが排気ガスの温度の影響を受けやすいのでクリアランス変化も大きくなります
バルブサージング(valve surging)
バルブスプリングの固有振動数とバルブリフトカーブの振動数の一つと一致した時に起こる共振現象。コイルスプリングが激しく振動し、固有振動数が低いほど低回転で発生する。
バルブシートリセッション(valve seat recession)
バルブシートが磨耗し、バルブが沈む事。バルブシートが減っているのは見た目に分かりにくいですがバルブ側が減っているのは一目瞭然で分かります。燃焼室の気密が保てなくなり冷間時は特にエンジンの調子が悪くなります。
パワーウエイトレシオ
馬力当たり荷重のことで、kg/psで表示する。この価が小さければ小さいほど高性能な車になります。たとえばGP500やモトGPは約200psで130kgとすると、0.65と言う価になります。市販車の場合は大体3〜5ですが最近は1に限りなく近くなりつつあります。実走行では車体重量にライダーの体重が加わるので、同じパワーウエイトレシオでもより車重の軽い小排気量の方が影響を受けやすく、性能が低くなってしまう。車重の低い場合は、あまり基準にはしにくい数値ともいえる。
半球型燃焼室(hemishpherical combustion chamber)
球を半分にしたような形の燃焼室形状。メリットは、バルブの開口面積を大きくとることが出来る、吸排気ポートの曲がりが緩やか、バルブの冷却効率が良い、燃焼室形状としては理想的のようです。多くの2バルブエンジンではこの形を採用しています。
ハンチング(humting)
エンジン等の回転速度の乱調状態を言い、一般的には周期的な変動が誘発持続する現象。

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