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ファミリーバイク(family bike)
女性にも自転車代わりに乗れるように、自転車より少し重い重と、同じような車体サイズにつくられたバイク。クラッチは遠心クラッチを用い、左手側を自転車同様にリアブレーキレバーとし、ニーグリップはなく、フレームは自転車並みのパイプをメインに用いたステッピスルータイプがスタイルの特徴。実技試験のない原付T腫のカテゴリーである為、エンジンはすべて50cc以下。タイヤは10〜14インチ径、太さは2〜2,5インチと細い。最高速度は50km/h程度。82年頃まで盛んに用いられた。
フェード(fade)
ブレーキを繰り返し乱用した時に摩擦面が高温になり摩擦係数が少しずつ低下してブレーキの効きが悪くなる事。ラジオで流れている音楽の音がだんだん小さくなる『フェードアウト』と同じ。
フラッター現象(flutter)
ピストンの最上部についているコンプレッションリングはリング固有の拡張率とリング内周面に働くガスの圧力によってシリンダー壁に押し付けられているがリングやシリンダーの磨耗によって圧縮圧力、燃焼圧力がリングの外周面に働く事がある。このような状態では燃焼室の気密が損なわれリングは慣性力、圧縮圧力、燃焼圧力などの複雑な力を受けて上下に振動を起こす。フラッター現象はリングの拡張力が小さいほど、リングの幅が厚いほど、またピストンスピードが速いほど起こりやすい。
フラットスポット(flat spot)
長期間オートバイを同じ場所においておくとタイヤの一部(路面との接地点)が変形し、走行すると車体やハンドルに振動を与える事がある。通常は変形は数分程度で直る事が多い。
ブリティッシュバイク(british bike)
文字どおりイギリス製のバイクのことだが、その響きの中には、英国的伝統のあるバイクのことを言っている。イタリアの場合と同じく、現代のバイクの原型を多く実現したイギリスの伝統をたたえ、熱烈なファンが多い。2気筒エンジンとダブルクレードルフレーム、狭すぎず、肩幅より少し広く背の低いハンドル、落ち着きと重厚さを感じさせるスタイリングがブリティッシュスピリットである。トライアンフ、BSA、ノートンなど。
プレイグニッション(pre ignition)
シリンダー内の燃焼温度が非常に高くなったとき、スパークプラグ電極などの過熱金属面、あるいはカーボンその他の堆積物が熱点となりスパークプラグの放電より前に燃焼が起こる現象のこと。プラグ電極が溶けたり、ピストンヘッドの穴あきの原因になります。レイグニッション現象が発生する温度は950℃である。
ブレーキペーパーロック(brake vapor lock)
油圧式ブレーキにおいて、局部的にブレーキ液が沸騰現象を起こしパイプライン内に気泡ができてブレーキの効きが悪くなる現象。ブレーキフルードの沸点はその含水率に大きく左右され、含水率が高いフルードの沸点は低くなります。ブレーキオイルの交換は晴れて乾燥した日に作業した方が良いですね!
フロートチャンバー(float chamber)
=フロート室。キャブレター下部のガソリンが溜まっているところ。参考:ミキシングチャンバー